オールデンの小物ってあまり見たことがなかったんですが、最近になって、コードバンの供給が改善されたせいか、いくつかのショップで扱うようになっているようです。
たとえば、アメリカであれば、Alden NYやBrogueが販売しています。ウェブサイトでは情報は出ていませんが、これらのショップのインスタには載ってました。
今回、僕は、韓国にあるUnipairで黒コードバンのCredit Card Walletを購入しました。Unipairでは、このCredit Card Wallet以外にも、キーホルダーやペンケースなど、いろいろな種類のものを扱っています。
- 開封!Black Shell Cordovanの輝き!
- 磨いてみる。鏡面になる?
- カードを入れるとこんな感じ
開封!Black Shell Cordovanの輝き!
僕は普段、長財布(札入れ)とコインケース、カードケースを併用しています。たとえば、ショッピングに行くときには、できるだけ身軽にしたいものです。そんな時には、カードケースに、PASMOとクレジットカード1枚だけを入れて出かけます。長財布は場所をとるし、コインケースは重いし。カードケース1つであれば、ジーンズのポケットに入れても、シャツのポケットに入れてもそれほど気になりません。
これまで使っていたのはPaul Smithで買ったものだったのですが、長らく使って随分くたびれてきたのと、必要以上に厚みがあるという不満があったことから、新しいものを探していたところでした。
僕の場合、カード2枚が収まれば十分なんです。そんな僕のニーズを必要十分に充たす理想的なCredit Card Walletをオールデンがコードバンで作ったとあれば買わないわけにはいきません。
早速、開封しましょう。
素晴らしい!!!まさに僕のためにつくられたようなカードケースです!黒コードバンの肌触り、何とも言えません。靴の場合、あまり革自体をなでなですることはありませんが、カードケースならいつでも触れられます。頬ずりしてても周りの人から変な目で見られることはないでしょう。
箱を空けて気づいたのは匂い。靴の場合もコードバン独特の匂いがします。これは、Alden of Tuckさんのブログによれば、魚系のオイルを使っているせいだそうです。
これまで、靴の場合にコードバンの匂いの中に「魚」を感じたことはありませんでした。が、今回、このカードケースの箱を開けた瞬間漂ってきた匂いは、まさに「魚」でした。煮干しに近い匂いです。どういうわけか、靴よりも匂いが強いようです。でも、決して嫌な匂いではなく、いつまでも嗅いでいたい幸せな匂いです。
横から見ると、こんな感じです。
こんな感じです。残念ながらHorweenスタンプはありませんでした。
磨いてみる。鏡面になる?
手に取った瞬間、その美しさにうっとりしていたのですが、撫でているうちにふと、これを磨いたらどうなるんだろうと思いつきました。
インスタでも、コードバンをピカピカに磨いていわゆる「鏡面」にしている写真を見かけます。僕は、靴にはワックスを使いません。クリームのみでお手入れをします。なので、鏡面磨きをしたことはありませんでした。ピカピカな輝きよりも、しっとりとしたコードバン独特の艶のほうが個人的に好きなためです。鏡面にしている写真を見るとカッコいいなぁとは思うものの自分でやったことはありませんでした。
で、せっかくなので、この機会にカードケースを磨いて鏡面にしてみようと思ったわけです。
準備したのは、サフィールのビーズワックスポリッシュ(黒)です。普段ワックスを使わない僕が唯一持ってるのがこれです。
まずは、Brift HのThe Cream(ブラック)を塗り、馬毛ブラシでブラッシングし、グローブクロスで拭きました。ここまでは、いつも靴に対してやっていることと同じです。
そこから、ワックスを指で薄くつけ、着古したTシャツを使って磨いていきました。ほんの少し水を付けては磨き、またワックスを付けては磨き、を繰り返しました。
かれこれ40分ぐらいはやったでしょうか。その結果が次のとおりです。
んー、磨く前に比べると輝きを増してはいます。最後の写真をみていただければ、磨いたところと磨いてないところの違いがおわかりいただけると思います。
でも正直、鏡面にはほど遠いです。全然、映り込みはありません。鏡面、あなどるなかれ。素人がそう簡単にできるものではありませんでした。あらためて、素晴らしい鏡面を披露されている方々を尊敬しました。
ちょっと悔しいので、これからいろいろと調べて近いうちに再度挑戦したいと思います。
どうやら、サフィールのビーズワックスポリッシュは柔らかくて鏡面磨きには向いてないようですし、鏡面にするには、着古したTシャツではなく適した布を使わないといけないのかもしれません。まずは道具から揃えます。
カードを入れるとこんな感じ
とは言え、磨いた結果としてかなり輝いてるのは間違いありません。
磨いてない裏面と比べると明らかです。
で、これにカードを入れるとこんな感じです。1枚入れると、
2枚入れると、
いい感じです。真ん中にも入れられそうな感じもします。そこにも入れてみると、
入りきりません。。。ここは本来カードを入れる場所ではないのか、あるいはまだ新品で革が固いために入りにくいだけなのか。
たぶん、ここはカードを入れる場所ではないような気がしています。カード2枚用のケースのような気がします。
というわけで、AldenのCredit Card Walletについてのレポートでした。これから使うのが楽しみです。