ここ数回、「オールデンとともに」じゃない、Wheel Robe関係の記事を連続してアップしていました。
久々に、オールデンに関係したことを取り上げたいと思います。
といっても今回は靴についてではありません。
マイサイズのコードバンベルトに巡り合えた幸運についてのお話です。
購入に至るまでの顛末
昨年の9月、ニューヨークに出張する機会がありました。
時間に空きがあったので、レンタカーを借りて、有名オールデンショップの1つ、The Shoe Martまで行ってきました。
ショップはコネチカット州にあり、マンハッタンからは渋滞を加味すると車で2時間ぐらい。
The Shoe Martに来るのは2度目ですが、前に来たときは別の場所にあり、今のところに移ってからは初めてです。
(ショップの写真を取り忘れました。。。)
店内には、コードバン、カーフを問わず、定番品が一通り揃っています。
が、それらは一瞥して通り過ぎます。
そう、The Shoe Martと言えば、Factory Second品(いわゆるリジェクト品)です。
The Shoe Martはリジェクト品をまとめて扱っている世界で唯一のショップです。
製造過程で何らかの問題が生じた靴を定価よりも安く売っています。コードバンであれば510ドルから575ドル、カーフやスエードであれば400ドルぐらいです。
以前はもっと安かったのでかなりお得感があったのですが、今の価格だと本当に欲しいものでないと買おうという気にはならないかも。
リジェクト品といっても、中には、どこに問題があるのか全くわからないものもありますので、運が良ければいい買い物ができます。
ネット上で通販もできますが、現物を見ないとリジェクトの原因となった問題が何なのかがわからないので結構リスキーです。
さて、店内の奥のほうにあるリジェクト品コーナーに向かいます。リジェクト品は、サイズごとに陳列されています。
すべてが店頭に出ているわけではないので、サイトに載っているのに店頭に並んでいないものについては、店員さんに尋ねれば裏から出してきてくれます。
しばらくリジェクト品を物色していたところ、お店の人らしきお爺さんが声をかけてきました。後で名刺をいただいてわかったのですが、この方、ショップのオーナーのJoeでした。
「何か探してるのか?」
「いえ、何かいいのがないか、見てるんです。」
「何か希望のがあれば言ってくれ。ここに出してないのもあるから。」
「レアカラーはありませんか?」
「今はないねぇ。」
みたいな会話をしていたところ、
「そう言えば、ちょうど今、コードバンのベルトをオールデンにオーダーするところなんだけど興味ないか?」
とのこと。
「それ、欲しいです!」
即座に飛びついてしまいました。というのも、僕のサイズは28インチなんですが、これがオールデンに限らずなかなか見つからないんです。
サイズもオーダーできるということで、このチャンスを逃してはなるまいと思ったわけです。
(ちなみに、いま日本ではラコタハウスで販売していますが、30インチからしかありません。)
色は黒とバーガンディの2色があり、バックルもゴールドとニッケル(シルバー)から選べるとのことでした。(バックルには2色とも、光沢のあるものと、マットなものとがあったように記憶しています。)
ひとしきり考えて、結局、ニッケルバックルの黒とゴールドバックルのバーガンディの2つをオーダーすることにしました。ともに28インチです。
価格は、それぞれ325ドル。日本で買うよりもかなりお得です。(ラコタハウスの価格は税込みで49,500円です。)
届くのは数カ月後になるとのこと。日本には発送してもらえませんので、アメリカに住む友人宅に配送してもらうことにしました。
なかなか豪華です
数ヶ月で届くとのことでしたが、友人宅に届いたのは今年1月になってからでした。
外箱は結構しっかりしています。靴の緑箱よりも豪華です。
箱を開けるとこんな感じで入っています。
バーガンディがこちら。
黒はこちら。いい感じです。
2つ並べてみました。
黒にニッケル、バーガンディにゴールドのバックル。選択は間違っていませんでした。
縫製もしっかりしています。靴よりも作りがいいような気がします(笑)。
裏にはオールデンのロゴマークが入ります。
そして、その横にはHorweenの刻印も。
大満足の買い物でした
今回は、アメリカの名店The Shoe Martで購入したオールデンのコードバンベルトについてレポートしました。
マイサイズが手に入ったというのは本当にラッキーでした。
ベルトを実際に手にとり、いい買い物をしたなぁと悦に浸っています。
まだ使い始めてはいないのですが、オールデンの靴と合わせてのコーディネートを考えるだけで楽しいひと時を過ごせています。