突然ですが、皆さん、オールデンと言えば、どの靴が一番に頭に浮かぶでしょうか。
プレーントゥ(990、9901)、ロングウィングチップ(975、9751)、チャッカブーツ(1339、1349)あたりでしょうか。
ブーツ好きであれば、インディやタンカーでしょうか。
これらと並んで、オールデンの象徴とも言えるのがVチップでしょう。 オールデンのVチップは、バリーラストやミリタリーラストでも作られていますが、日本で有名かつ人気なのは、やはりモディファイドラストのものでしょう。
そうです、バーガンディコードバンの54321や黒コードバンの54331です。
実は、7月はじめにインディブーツ(405)を購入して以来、5ヶ月以上、オールデンを買っていません。これほど間が空くのはここ数年で初めてかもしれません。
別に、オールデンに対する興味を失ったというわけではありません。たまたま特に欲しい靴が見当たらず、手元の靴を履くほうに関心が移っていたというだけのことです。
でも、ここ1ヶ月ぐらい、無性にVチップが気になってます。理由なんてありません。最近、なぜだか原点回帰していて、いわゆる基本的な定番モデルに強く惹かれています。その中でも、Vチップ、特にバーガンディコードバンのVチップ(54321)が僕の心を鷲掴みにして離しません。
どういうわけか、これまでVチップにあまり縁がありませんでした。また、いま手元には、バーガンディコードバンの靴は2足しかありません。(バーガンディコードバンもまたオールデンの象徴と言えるでしょう。)
「オールデン好きを自称するなら、バーガンディコードバンのVチップぐらい履かないと」と訳のわからない強迫観念にかられ始めてしまいました。
これまでに履いたVチップ
Vチップにあまり縁がなかったと書きましたが、僕がこれまでに履いたことのあるVチップは次の2足だけです。(2020年12月21日追記:もう1足ありました。以下に追加しました。)
黒×バーガンディ(コードバン)コンビVチップ
1足は、新潟にある「なとりや」が2017年10月に発売した、黒コードバンとバーガンディコードバンのコンビのVチップです。
これ、今から思えばめちゃくちゃカッコよかったです。
でもサイズの問題から手放してしまいました。予約時にすでに6.5Dはなく、7Dなら予約可能ということでそれを購入したのですが、履いてみるとやはりサイズが少し大きいのが気になってしまって。
もし6.5Dを買えてたら手放さずにずっと履き続けてたかもしれません。
ウイスキーコードバンVチップ
もう1足は、アメリカ・ニューヨークにある「Moulded Shoe」が2019年に出したウィスキーコードバンのVチップです。
この靴については、このブログでも紹介しました。
この靴のレア度は、言うまでもありません。とにかくレア中のレア、まさに激レアです。
とても美しい靴で、見ているとうっとりしてしまいます。
でもそのレア度ゆえに、僕はあまり履けませんでした。
せっかくの靴なのに、履かずに飾っておくだけというのはもったいない。
というわけで、縁あって靴を通じて知りあった友人にお譲りすることにしたのでした。
スナフスエードVチップ
すっかり忘れていましたが、もう1足ありました。こちらは2018年にラコタハウスで購入したものです。
インスタにも載せてました。
この靴、買ったことが冬だったこともあり、一時期は高頻度で履いていましたが、春になって暖かくなるにしたがって履かなくなってしまいました。
(僕の中では、なんとなくスエードは冬ってイメージがありまして。。。)
柔らかくて履き心地は快適でしたが、デニムと合わせると野暮ったくなりがちなのが気になり、結局は手放してしまいました。
バーガンディコードバンVチップ(54321)
今ここにきてバーガンディコードバンのVチップ(モディファイドラスト)がたまらなく欲しくなったということで、どこで手に入るかを調べてみることにしました。
モディファイドラストの靴はどういうわけか基本的に日本でしか扱われていません。例外は、僕の知る限り、アメリカの「Moulded Shoe」とフランス・パリの「Anatomica」だけです。
したがって、モディファイドラストの靴を購入しようとすると、まずは国内のショップを探すことになります。
(2020年11月21日追記)
Moulded ShoeとAnatomica以外に海外でモディファイドラストの靴を買えるショップがもう1つありました。アメリカにあるThe Shoe Martでは、リジェクト品(Facotry Seconds)を扱っており、その中にはモディファイドの靴もあります。
ちなみに、今日時点で、54321も掲載されています。残念ながら僕のサイズはありませんが。
ラコタハウス
国内でオールデンを探すとなると、やはりまずはラコタハウスからでしょう。
6.5D、あります!
なとりや
なとりやでも扱っていますね。
でも、6.5Dは完売してしまっています。
ロフトマン
興味深い別注品をちょくちょく出しているロフトマン。
ここにも54321がありました。しかも6.5Dの在庫ありです。
Moulded Shoe
サイズはほとんど残っていませんが、Moulded Shoeも扱っています。
サイトには、”We expect more soon!”とありますので、近いうちに再入荷があるのかもしれません。
ただ、このショップは日本への発送はしてもらえませんので注意が必要です。
Anatomica
海外でモディファイドラストを扱っているもう1つの例外的なショップ、フランスのアナトミカ。
アナトミカでは、54321ではありませんが、バーガンディコードバンのVチップ(algonquin)を別注品として作っています。
でも、パリのショップでは最小サイズが7Dのようですし、日本のアナトミカではおそらく在庫がなく、また在庫があったとしても価格が高すぎて(たぶん20万ぐらい?)とても手が出ません。
まとめ
この1ヶ月間、Vチップに心奪われて、いろいろな予備調査をしながら悩んでいました。
そんな中、ある友人から、珍しいVチップが、あるショップから出たとの情報が!
すぐにそのショップに連絡してみたところ、まだ僕のサイズの在庫がありました。
というわけで、結局これを買うことにしました。その靴については、近いうちにまたあらためて報告します。