待ちに待っていた靴がようやく届きました。
Alden of Carmelが最近作ったAOC-119です。
今回は、これを紹介します。
Alden of Carmelの名作AOC-86
この靴を紹介するにあたっては、まずAOC-86から話を始めないといけません。
AOC-86については、以前に紹介したつもりだったんですが、まだちゃんと紹介したことがないことに気づきました。
毎月、「○月に履いたオールデン」には登場していますが、特にこの靴を取り上げた記事は、ゲリラ豪雨に濡れたときのものだけでした。
この靴が届いたのが2018年5月なので、今から約2年前。製造は、2018年2月。
この靴は、オールデン界で知る人ぞ知るマシューさん(インスタID: matthews.grail)がデザインしたものです。
アルパイングレインカーフ、バリーラスト、Uチップ、ストームウェルトと組み合わせが絶妙な1足です。
カーフということで、もともと雨の日用のつもりで購入したんですが、意外と、かなり、いや、めちゃくちゃよくて、2019年の1年間で2番目に多く履いた靴となりました。
で、マシューさん、このたびAOC-86のバーガンディコードバンのバージョンも企画され、Alden of Carmelのアダムに作ることを決断させました。
それがAOC-119です。
昨年の6月にオーダーしていましたので、9ヶ月以上待ったことになります。待ちに待ってようやく、という僕の気持ちをご理解いただけますでしょうか。
基本情報
それではまず、基本情報から。
- D9632
- Uチップ ブルーチャー(U-tip Blucher)
- バーガンディコードバン(burgundy shell cordovan)
- バリーラスト(barrie last)
- シングルレザーソール(single leather sole)
- ストームウェルト(storm welt)
- アンティークエッジ(antique edge)
- 2019年製(produced in 2019)
- 販売店:Alden of Carmel
AOC-86との違いは、まさに革(アルパイングレインカーフ→#8コードバン)だけです。
シンプルかつ洗練された姿をご堪能あれ
では、AOC-119の美しい姿をご覧いただきましょう。
一言で表現すると、とてもシンプルで上品です。いい意味で、あまりオールデンらしくはないかもしれません。
光が当たったときのコードバンの美しさ。
いつも思うのですが、Alden of Carmelのコードバンの質は、他のオールデンよりも高いのでは。
同じHorween社の革ではあるのですが、どう見ても違うように感じるんですよねぇ。
上から見ると、バリーラストらしさがよくわかります。やはり、オールデンの王道ラストの存在感がありますね。
正面からの姿。シャープな面構えです。
アンティークエッジであることで、華やかさが加わっています。
また、ストームウェルトであることで、上品かつエレガントな佇まいが醸し出されています。
オールデンの代名詞とも言える手縫いのモカ縫い。これは、他のどんなに優れた靴メーカーにも真似できないオールデン最大の魅力と言えるでしょう。
後ろ姿。んー、特にコメントありません。
斜め後ろのこの角度からの姿が好きです。
サイズは7Cです。最近、バリー(とモディファイド)は6.5Dにしているのですが、AOC-86が7Cで快適なので、これも同じサイズにしました。
さて、内側には、「9M」の文字が見えます。これは製造年月を表しています。
「9」は2019年を、次の「M」が月を意味しているのですが。。。
月については、Aが1月、Bが2月、Cが3月・・・となるのですが、そうするとMは13月?
Alden Styleさんのブログによると、これは、2019年に作り始めて、2020年1月に完成したということのようです。
まとめ
今回は、ようやく届いたAOC-119を紹介しました。
早速履きたいのですが、外出自粛のいま、革のプレメンテやビンテージスチールの装着のために外出するのは気がひけます。
まあ、不要不急ではありませんので、とりあえず家で眺めて楽しみながら、外出できる日が来るのを待ちたいと思います。