最近、ウエストンへの「浮気」の話ばかりで、オールデンについてのネタから離れがちです。
まあ、ここまでくれば、ついでということで、今回もオールデン以外の靴を紹介しましょう。
名門イギリス靴、エドワードグリーン(Edward Green)の登場です。
でも、この靴は断じて浮気ではありません。この点は重要なのでもう一度言います。浮気ではないんです!
フォーマル靴が必要に
歳を重ねるにつれて、ちゃんとした格好をしなければならないシチュエーションがだんだん増えてきました。
そうなると、フォーマル度の高い靴も必要になります。
これまでスーツに合わせる黒靴としては、オールデンの9901か、キャップトゥ(アナトミカオールデン、もう手放してしまいましたが)といったところでした。あるいは最近ではウエストンのロジェ(598)も加わりました。(590はまだ履きおろせてません。)
これらの黒靴、平服としてのスーツのときには十分な役目を果たしてくれるんですが、フォーマル度が上がっていくとちょっと厳しくなります。
そこで、内羽根(バルモラル)のストレートチップのようないわゆるフォーマル靴が必要になってきたのです。
当初、オールデンで探そうかとも思ったのですが、フォーマル度の高いバルモラルのストレートチップがぱっと思いつきませんでした。ハンプトンラストあたりを使って作られているような気もするのですが、今までこの手の靴にそれほど興味がなかったこともあり、「そんなのオールデンにあったっけなぁ?」という感じです。
しかも、フォーマル度の高い靴までオールデンでなければならない必然性はありません。
そこで考えました。どうせなら、オールデン以外にしよう、と。
オールデン以外となったときに思いつくのは、J.M.ウエストンです。でも、ウエストンも立て続けに買ってますし、どうせなら違う靴も試してみたい。
そんなことを考えていた時期に、ふとシューホリックさんに立ち寄りました。
棚に並んだ靴を見ていて、ある一足に目が留まりました。そう、それがエドワードグリーンだったのです。
サイズはちょっと違ったのですが試着をさせていただくと、履き心地もよく、見た目もすっきりとしていて美しい。
フォーマル靴はこれだ!とビビっときました。
銀座のショップへ
早速、銀座にあるエドワードグリーンのお店に行きました。エドワードグリーンの代表靴であるChelseaの202ラスト、82ラストの両方を試着させていただきました。
82ラストのほうが、少しシャープな感じです。でも、僕の好みはどちらかと言うと202ラスト。足にもこちらのほうが合っています。サイズも決まり、これにしようかなぁ、と思っていました。
で、この段階で初めて価格を見たのでした。
「えっ?」
恥ずかしながら、エドワードグリーンの価格をその瞬間まで知りませんでした。17万円を超えてるじゃないですか。
さすがにビビりました。動揺してしまって、そのときにはさすがに買えませんでした。
困ったときのUnipair頼み!
エドワードグリーンのチェルシーにしようと決めはしたものの、価格を知ってすっかりビビってしまっていました。
もうちょっと安く手に入れられないかなぁ。
いろいろと方策を考えていたところ、思い出しました、Unipairがエドワードグリーンを扱っていることを。
僕にとってはUnipairは「オールデンのお店」なので、他に何を置いているのかを意識したことがありませんでした。
Unipairはオールデン以外にも、エドワードグリーン、ジョンロブ、トリッカーズ、パラブーツ、カルミナを扱っています。
ちょうどUnipairを訪ねる予定があったので、それに合わせてチェルシーも購入することにしたのでした。
税込みで約140万ウォン。税金の還付があるので、結局、日本で買うよりも3万円ほど安く購入できました。
箱やらシューバッグやらが豪華
購入したのがこちら。まずは箱から。
かなりしっかりした箱です。ちょっと力がかかると凹んでしまうオールデンの箱とは、箱紙の厚さが全然違います。さすがイギリス靴、と妙なところで感心してしまいました。笑
シューズバッグはこんな感じです。こちらも、柔らかいながら、しっかりとした作りです。
オールデンだと、箱の中で靴は薄紙にくるまれてますが、エドワードグリーンはそれも柔らかい布です。
総じて、オールデンよりも豪華です。まあ、価格の違いを考えれば当然かもしれません。ただ、靴とは直接関係ないこの豪華さが必要かといわれると微妙ですが。
上品なフォーマル靴!
では靴自体を見ていきましょう。写真をご覧ください。
以上です。どうでしょうか。
まあ、一言で表現すると、シンプルで上品。フォーマル靴としては申し分ありません。
エドワードグリーンについては、それほど知らないので、これ以上語れることが現時点ではありません。笑
またこれからいろいろと調べてみます。
まとめ
今回は必要に迫られて購入したエドワードグリーンのチェルシーを紹介しました。
履きおろしたら、あらためて履き心地などについてレポートしたいと思います。
ところで、今回、この靴用のシューツリーを購入し忘れてしまいました。初めてのエドワードグリーンということで、シューツリーも純正のものがいいかなと思い、Unipairに問い合わせているところです。
この靴で手元の黒靴は5足になり、いま想定されるほぼすべてのシチュエーションに対応できるようになりました。
なので、黒靴を買うことは少なくとも当面はないだろうなぁと思っています。