昨年末のある日、職場のオフィスの大掃除をしていたときのことでした。
散らかった本やら書類やらを壁際の棚に並べる作業に没頭すること数時間。
作業が一段落ついたところで一休みと思って椅子に座り、ふと視線を下に落としたところ、、、
床の至るところに黒い汚れが。
大掃除どころか、床一面がかつてないほどの汚さになっていました。
当初、何が起きたのか、理解できませんでした。
しばらく汚れを触ったり、匂ったりと調べてみましたが、やっぱり正体がわかりません。
そのうち、ふと部屋全体を眺めてみて、自分の歩いた跡にこの汚れがついていることに気づきました。
そうです、そのとき履いていたRed Wing Beckman(#9023)のソールのゴムが床に付着していたのでした。
ネットで調べてみたところ、古い(2018年頃まで?)ベックマンのソールは、ウレタンであるため加水分解をするとの情報がありました。
まさにこれです。
(現行モデルでは改善されているようです。)
ソール交換前の状態
このベックマンは、5年以上前(いや、もっとずっと前、10年近く前かなぁ)に青山のレッド・ウィング・シューストアで購入したものです。
加水分解って、これまであまり経験したことがありませんでした。
スニーカーのソールがぼろぼろになったことはありますが、それによって特に被害を被ることはありませんでした。
今回、床の汚れという加水分解の実害をはじめて被ったわけです。
しかも、この汚れ、本当にとれません。水拭きをしてもダメ、消しゴムで擦ってもダメ、困り果ててます。
どなたか、この汚れを落とす方法をご存じの方、助けてください。コメント欄で情報をいただけると幸いです。
さて、このとき、どういう状態だったかを見ておきます。
インターネットによく出ている加水分解状態の写真で見るほど、ひどい状態ではありませんでした。
ちなみに、ヒールはこんな感じ。
角が削れてはいますが、まだどうにもならないというほどではありませんでした。
困ったときのたなぱんさん
ここ2回にわたって、マーチエキュート神田万世橋にあるBrift Stand(インスタID: @man.say.briftstand)で、ヒールの交換と靴磨きとをしてもらったことについて書いてきました。
実は、それらは「ついで」でした。
今回、Brift Standに行かなければならなかった一番の理由は、このベックマンのラバーソール交換だったのです。
(他の靴も、いずれはお願いしようとは思っていたので、タイミングの問題だけではあったのですが。)
お店に持ち込んで、たなぱんせんせいさん(インスタID: @tanapansensei)に相談したところ、ソール全体を交換しなくても、ラバー部分の交換だけで大丈夫とのことでした。
せっかくの機会なので、角の削れたヒールも交換をお願いしました。
ラバーは、Vibramのものにすることに。
かかった期間は約3週間でした。
完璧な仕上がり!
修理完成後は、郵送で対応していただきました。
届いたのがこちら。
完璧です!とても綺麗に仕上げていただきました。
ヒールはというと、こんな感じ。
これまた素晴らしい状態になってます。
完全復活です!
まとめ
今回は、Red Wing Beckmanのハーフラバー交換について報告しました。
このベックマン、あまり履き心地が好きではありません。履いてるとソールがとても固く感じられ、まるで下駄を履いて歩いているような感触です。
また、アッパー部分の革も未だに馴染んでないかのように感じられます。
にもかかわらず、ときどき無性に履きたくなる不思議な靴です。
これだけ履き心地に不満がありながら、履き続けているのはこの靴だけです。
今回のハーフラバー交換を期に、これから履く頻度をあげていけば、もうちょっと快適になってくれるかなぁと淡い期待を抱いています。
文句を言いながらも、まだまだ長い付き合いになりそうな1足です。