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オールデンのサイズ問題(バリーラスト以外編)

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オールデンのサイズ選びは、本当に悩ましい問題です。ラスト(木型)によって大きさが異なりますし、自分の足との相性もあります。さらには、合わせるソックスにも影響されますし、同じラストであってもモデルによって多少の違いがあります。

ショップの店頭でいろいろなサイズを試着をして決められればいいんですが、そうした理想的な状況はなかなかありません。店頭で在庫切れだったり、海外のショップからの個人輸入だったり、これから出るモデルの予約購入だったりするからです。

僕は、いま基本的には全ラスト7Dにしています。とは言え、購入する時にはいつも悩みます。

バリーラストの場合の事情については以前に書きました。


今回は、その続編ということで、バリーラスト以外のラストのうち、僕が普段から履いているものについてのサイズ問題を取り上げることにします。

取り上げるラストは具体的には次のとおりです。

  • モディファイドラスト(modified last)
  • アバディーンラスト(aberdeen last)
  • ミリタリーラスト(military last; 379x last)
  • トゥルートレッドラスト(tru-tred last)
  • レイドンラスト(leydon last)

モディファイドラスト(modified last)

モディファイドラストは基本的に日本限定で展開されているラストです。実際、海外のショップでモディファイドラストを扱っているのは、フランスのAnatomicaとアメリカのmoulded shoeだけのようです。少なくとも僕はこの2ショップ以外の海外ショップがモディファイドラストのモデルを扱っているのを見たことがありません。

僕がモディファイドラストの靴に初めて足を入れたのは、ニューヨーク出張の際に訪れたmoulded shoeにおいてでした。それまでにも話には聞いていたものの、土踏まずのくびれと、履いた時のそのフィット感に感動したのを覚えています。フィッティングもしてもらいました。その結果は、6.5Dとのことでした。

僕がいま持っているモディファイドラストの靴・ブーツは、Anatomicaからのものがほとんどで、サイズはすべて7Dです。最初に購入するとき6.5Dではなく7Dを選んだのは、単純にAnatomicaでは6.5Dがなかったからです。また、個人的にピッタリフィットよりも全体に余裕があるほうが好みということもあります。

今のところ、7Dで問題はありません。冬に厚手のソックスを履けばちょうどいいという感じです。夏場に薄手のソックスを履く際には、百円ショップで買ったペラペラのインソールを入れて調整することもあります。

6.5Dでもいけるかなぁと思うこともないわけではありません。実際、あるショップでいま、モディファイドラストのモデル2足を6.5Dで予約してます。6.5Dも試してみたいと思ったためです。その結果次第では、将来モディファイドラストは6.5Dということになるかもしれません。

先日開催された某ショップのセールで、モディファイドラストのサイズを考えさせられる出来事がありました。モディファイドラストのモンクストラップに7Dがあり、モンクストラップ好きの僕としては心の中でガッツポーズをしました。が、試着してみると明らかに大きかったんです。とてもソックスやインソールでどうにかなるものではありませんでした。6.5Dはなく、泣く泣く諦めましたが、モデルによって同じラストでもこれだけ違うのかと驚かされました。

7Dで一応決着してるとはいえ、僕にとっては最も悩ましいラストです。

アバディーンラスト(aberdeen last)

バリーラストとモディファイドラストを除けば、僕のサイズ選びはそれほど難しくはありません。迷わず7Dです。アバディーンラストは、オールデンのラストの中でも最も小さいようです。でも、7Dでいけてます。

初めて買ったアバディーンラストの靴は黒コードバンのNST(Norwegian Split Toe)(#2211)です。これは、Alden of New Yorkで購入したものなんですが、フィッティングもしたはずなのに、お店の人にも相談したはずなのに、なぜか6.5Dを購入してしまいました。今となっては、7Dにしなかったことをとても後悔してます。履けなくはないのですが、長時間履いてると、足の小指が痛くなったり、靴の中で指がつったりします。履き慣れてくると改善するかとも思いましたが、ダメでした。気に入ってるモデルなので、これからもちょくちょく履くことはあるでしょうが、残念ながらヘビーローテーション入りはしなさそうです。

もう1足のアバディーンラストの靴が、これまたAlden of New Yorkで購入したバーガンディコードバンのウィングチップモンクストラップです。これは、7Dでジャストフィットです。普通のソックスを履いてると、キツくも緩くもありません。ただ、分厚いソックスを履くと若干キツく感じることがあります。その意味ではもしかするとアバディーンは7.5Dでもいいのかもしれません。7.5Dを試したことはありませんが。

ミリタリーラスト(military last; 379x last)

ミリタリーラストは、モディファイドラストと並んで日本限定のラストと言われてきましたが、最近はアメリカを含めた海外のいくつかのショップでも扱われるようになってます。丸っこいつま先と少しくびれた土踏まずが特徴のラストです。

私が持ってるのはミディアムブラウンカーフのブレーントゥですが、これは、韓国ソウルにあるUnipairで購入したものです。僕にしては珍しく試着をした上で購入できたものなので、サイズには全く問題ありません。このラストは7Dで決まりです。

履き始めてまだ1ヶ月にもなりませんが、とても快適で、長時間履いていても足が疲れません。僕の足型に合ってるのかもしれません。このラストのコードバンモデルがぜひ欲しいところです。

トゥルートレッドラスト(tru-tred last)

2017年12月にUnipairから出たシガーロングウィングチップ(cigar shell cordovan LWB)がこのラストを採用しています。この靴に出会うまで、トゥルートレッドというラストのことは、その存在すら知りませんでした。

ショップの方の話では、サイズ感はバリーラストと同じとのことでしたが、実際に履いてみると、バリーラストよりも心もち小さい感じがしました。そう感じるのは、幅が少し狭いせいではないかと思っています。

このラストも7Dでパーフェクトです。もし次にこのラストの靴を買うことがあっても迷うことはありません。

レイドンラスト(leydon last)

僕のサイズは「基本的に」7Dと書きました。例外がこのラストです。6.5Dを履いてます。

ただ、このラストの2足がともにローファーなんです。おそらく、僕が6.5Dでいけてるのは、ローファーだからであって、レイドンラストだからではないと思っています。ただ、ローファー以外にレイドンラストの靴を持っていないので、これが正しいかどうかはわかりません。

6.5Dでオッケーなんですが、長時間履いてると窮屈に感じてきます。でも、7Dだとたぶん大きすぎます。7Dを試したことはないので、これも推測にすぎませんが。

サイズ選びが一番難しいのがローファーです。ヒモの締め具合で調整することができないためです。ローファーが好きなのにもかかわらずあまり手を出したことがないのは、サイズ問題によるところが大きいです。

他のラストは?

僕が普段履いている靴のラストは、今のところバリーと、上の5つのラストです。手元には、プラザラスト(plaza last)とバンラスト(van last)の靴もあるのですが、まだ履いたことがなく、よくわかりません。でもそれらのサイズも7Dです。足入れをした感じでは、問題はなさそうです。またいずれここでレポートしたいと思います。

最後に

オールデンのサイズ選びに悩んでる人は多いのではないかと思います。僕自身が未だにそうですので。そんな皆さんにとって僕の経験がお役に立てば幸いです。

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